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文責:小林省吾

Q:英検は知っていますが、TOEIC(R)Testはあまり聞きません。何ですか?
A:「トーイック」と読んで、Test of English for International Communication の省略形です。米国のETS(Educational Testing Service)が、企画・制作・実施・責任を持っています。1990年代は、受験者数はそれほどでもありませんでしたが、2000年に入って、特に認知されるようになり、公開会場テストだけではなく、企業や団体も率先して取り入れるようになり、現在、世界で約60カ国が実施し、年間約450万人が受験しています。日本では、2005年度は149万9,000人が受験したそうです。
 また、英検の様に、合格・不合格の判定結果ではなくて、10点から5点刻みの990点までの点数で評価されます。受験級が分かれているのではありません。全員が同じテストを受験します。また、テスト評価は、ETSの見解では、equatingによって評価基準を一定に保ち、問題の難易に関わらず、たとえば、今回の500点と、次回の500点は同じ価値(すなわち同じ実力)を示すものです。
 テストは2部構成で、リスニング部とリーディングに分かれています。その各部もさらに問題形式が分かれており、リスニング部100問約45分、リーディング部100問約75分で、計2時間の所与時間を、正確に、それも連続的に測定され、受験します。2時間で200問を解くのですから、結構ハードで、中年の自分は、テストが終わるとくたくたです。なにしろ、時間との勝負なんですから。
 テスト自体は一回きりで、二次試験はありません。年間10回公開会場で開催されますが、常に同じ会場で開催されるわけではないので、TOEIC公式ホームページで定期的にチェックする必要があります。

※詳細は公式ホームページをご覧ください。