変わりゆく大学入試とTOEFL、TOEIC、英検 本文へジャンプ

201348日−朝日新聞DIGITAL−「大学入試にTOEFL義務付けを▼自民党の教育再生実行本部(本部長・遠藤利明衆院議員)は8日、英語能力を測る、世界的に普及した国際テスト・TOEFL(トーフル)を大学入試に義務づけるなど、海外で活躍できる人材の育成を目的とした教育政策を安倍晋三首相に提言した。実現するかは不透明だ。▼提言は、英語、理数、ICT(情報通信技術)の教育をそれぞれ充実させるのが柱。「経済再生には人材養成が不可欠」「トップを伸ばす戦略的人材育成」などを目的にうたう。特に英語教育では、「TOEFLなどの一定以上の成績を大学の受験・卒業要件にする」「高校段階でTOEFL45点(英検2級)等以上を全員が達成」などとした。大学については、「約30校の卒業要件をTOEFL90点相当にし、集中的支援でグローバル人材を年10万人養成する」ともしている。▼実現のためには、英語教師の採用条件を一定の英語力(TOEFL80点以上など)とする▽求められる英語力を達成した教師の割合を都道府県ごとに公表▽現職英語教師の全員が国内外で研修受講――などを盛り込んだ。

2014129日−読売新聞YOMIURI ONLINE東大、推薦入試の概要発表…求む「超高校生級」▼東大の募集人員は約3100人。16年度入学者向けの2次試験から後期日程を廃止し、その分の定員100人を推薦入試に振り分ける。学部別では、工学部が30人程度。法、経済、文、理、農の各学部が各10人程度。教育、教養、薬、医の各学部が各5人程度。▼推薦要件は、「成績が学校の上位5%以内」(法学部)、「探究学習の卓越した実績・能力」(教育学部)、「商品レベルのソフトウエア開発経験など、自然科学で卓越した能力」(理学部)などとし、特定の分野で突出した受験生などを求める。▼教育学部をのぞく9学部は、英語や中国語などの外部テストの成績証明書を評価の対象として明記した。医学部医学科は、国際科学オリンピックなど学術コンテスト受賞などの実績か、海外の有力大学院入学に求められるレベルの「TOEFL120点満点)で100点以上」のいずれかを求めている。

2014220日−日本経済新聞−東京海洋大、英語外部試験を出願条件に 16年度入試から▼東京海洋大は19日、海洋科学部の2016年度入試から、TOEFLなど外部の英語能力テストで一定以上の成績を取ることを出願条件にすると発表した。一般入試だけでなく、推薦やAO(アドミッション・オフィス)など全ての入試を対象とする。大学によると、出願条件にするのは全国初という。▼基準スコアは一般入試の場合、TOEFL435点以上、TOEIC400点以上、英検は準2級以上などとする。▼1617年度入試は経過措置として、大学入試センター試験の英語で、筆記(200点満点)とリスニング(50点満点)の合計が175点以上あれば出願できる。

◆大学入試に外部試験が導入されるのは、今回に始まった訳ではありません。公立大学の「国際教養大学」は、一般選抜入学試験のC日程において、試験科目は英語1科目のみであり、TOEFL(ibt)71点以上、TOEFL(pbt)530点以上、TOEIC780点以上、英検準1級以上、またはIELTSバンド6.5以上のスコアを所持する場合、英語のセンター試験を満点と換算して合否判定をすることは、文系受験生ならよく知る事実です。◆センター試験はよく練られた良問ですが、「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語の4技能のバランスが悪く、極端に偏っている欠点を持っています。それを改善するため、4技能をバランスよく測定する試験として、TOEFL等が選ばれました。◆また、センター試験受験は、高3になってからの年間1回の受験ですが、外部試験は、それまで待たずとも受験できますので、実力を試すチャンスが何度も訪れる利点もあります。少々失敗しても、またすぐ受験できるのです。◆以上のように、受験生(特に新高2生以降)は、今後、レベルの高い試験をクリアせねばならないので大変ですが、受験生を指導する教員にも、文科省は課題を突き付けています。文科省のHPグローバル化に対応した英語教育改革実施計画のよれば、平成26年度から強力に推進する「中・高等学校における指導体制強化」のなかで、「全ての英語科教員について、英検準1級、TOEFLibt80点程度等以上の英語力確保」と謳っています。◆受験生を指導する立場の英語科教員こそが、一番変化していかねばならないのかもしれません。
   追記;
 文科省のHPに、「大学入試英語成績提供システムへの参加要件を満たしている資格・検定試験とCEFRとの対照表について」の項目があり、参加要件を満たす外部団体の英語試験が載っております。(→http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/1402610.htm
 「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」が詳細に載っておりますので、是非、参考にしてください。